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2020年6月 4日 (木)

激動の誕生日

この新型騒動でフラメンコを生業としている私たちはおおかたプチ(でもないかもしれん)失業状態となった訳で、そうはいっても住む所も食べる所もあるし、もっともっと困窮している方々は星の数ほどいらっしゃると思うのだが、まぁ、色々あって4月3日、わたしといずみちゃんの共同生活が始まった。

なんだか信じられない事が多過ぎて、まだ実感を持って何かを書ける気はしないけど、まぁ多分こんな日々の一区切りとして書いてみよう。ちょっと長い。

私達は言い訳程度にちょっと距離をとってダイニングテーブルに斜めに座り、ニュースを見て一喜一憂したり、それも全く見ないでお喋りに興じたりしながら、家族や生徒さん達やご近所さんにいただいたものや近所で手に入れた食材を、日々、じっくりと料理に仕上げ、洗い物をして、マメと遊んで、ぱんちゃんにエサをあげて、お風呂に入って寝る。昨年秋、わたしはスペインはアロスノのいずみちゃんのピソで3日間お世話になったんだけど、その続編みたいな生活。仕事はなく食べ物は美味しく景色は美しい。別府の家に引きこもっている間、わたしは世の中に売っているたいがいのモノは相当美味しく手作りできてしまう事や、自然の中に沢山の恵みがある事や、zoomの使い方や動画編集や、スマホ契約の複雑な仕組みや、マメちゃんの1日の行動変化などを学んだ。

何はともあれ、大切な気の合う友達と猫達といれたおかげで、わたしは本当に助けられたと思う。ありがとう。

で、いずみちゃんの滞在も残り1日となった6月1日、突如大きな力に突き動かされた私達は、マメの兄猫、ぱんちゃんを餌を使っておびき寄せ、無理やり洗濯ネットにくるんで車に乗せ、2時間待ちの人気動物病院へやって来た。たまにこんな風に行動する。こんな日がもう1日あったけど、その話は別便で。

ぱんちゃんはモフモフの美しい毛並みだったのに、今年の春、急に毛がハゲてツヤもなくなったから、少し前にマメの診察を口実に薬をもらい抗生物質を飲ませた。で、回復してるように見えたものの、それは外側の毛だけで、お腹がただれて痩せ始めた。この日仕事の後、私は自分の喘息の病院へ行き、帰宅後、ぱんが現れるのを待って病院に行ったので受付時間は過ぎており、受付で急患料金がかかりますよ、と言われ一旦ひるむも、心の声に従い、きちんと診てもらうことにした。

で、いずみ大分最後の夜は、動物病院の待合いテラスで洗濯ネットに入ってドキドキ震えるばんちゃんを2時間ものあいだ撫でて過ごす事に。

わたしはコロナ予防の為、最近多用している消毒液が体に合わずアレルギーを引き起こしている事が判明し、その瞬間、ぱんを病院に連れて行かねば、とひらめいた。いずみちゃんは昼にひとりで荷物を出しに行って、そのまま衝動的に鉄輪温泉まで歩いて、別府で最古の谷の湯に入ったらしい。なんとも変テコな日だ。待合室にいずみちゃんの好きなイヌイットの布の本があって、わたしもすっかり魅せられた。

おとなしいぱんちゃんは診療台にのっても静かに怖がってベタっと寝そべってしまった。5.5キロ。痩せたと思ったがそうでもなかった…。お腹を見ると、看護士さんも獣医の先生もひどいな、と顔を歪めた。かわいそうに。もっと早く来るべきだったのだ。真菌性の感染症らしい。外に置いておいたら治りませんから、と2週間分の薬を出され、ぱんは透明のカラーを装着され(かわいいがかわいそうだ)、「他の猫とも隔離して、お母さん達(笑)ももし痒くなったら寄生虫もいるからすぐ病院行って」とテキパキ指示される。なんかあれよあれよ、とぱんちゃんの保護隔離が決まった。どこかで聞いたような2週間の外出制限。いずみちゃんの荷物やら何やらを私の家に移し、ぱんちゃん専用の猫トイレを買いに走り、網戸を開けて脱走などしないよう目張りして、ようやく夕飯にありついて、ハッと気づいたらもう48歳になっていた。ぱんが気になりモヤモヤしたが殴られたみたいに寝落ちする。

で、誕生日当日は休みで良い天気。いずみちゃんを空港に送って、帰りに久しぶりの実家へ。父母と距離をとって話す。実家犬チャッピーは甘えて離れず密。ぱんちゃん脱走防止柵をピックアップして、鳥越峠から海を眺めて帰る。家に着いたらテーブルにプレゼント。さりげなくて素朴でステキだ。いずみちゃんありがとう。

という訳で、6月になり、いずみちゃんが去り、ぱんちゃんがやって来た。色んな事が一気に押し寄せて、ドッと疲れて久しぶりに昼寝する。吸い込まれるみたいに寝た。

夜、桂子さんのカンテクラスを聞きながらぼんやりビールを飲んでいたら、東京のクラスのみんなからお祝いビデオレターが届いた。去年はみんなで大塚で踊って、泣いて笑ってお祝いしてもらったんだなー。永遠に46歳の友子の写真も入っていて、また年上になっちゃったなーと思う。こんな世界に彼女がいたらなんて言うだろう。さっきまでこの部屋にいたいずみちゃんがあまじゃから電話くれる。福ちゃんと康子さんもいるー。で大笑いしてたら、マメがコーフンして走り回っています。カオス。あまじゃ行きたいな。

生きてるって訳がわかんない。混沌として、突拍子なく、つかみどころもないけれど、結局は何が言いたいかと考えれば、ワタシはとても幸せという事だろう。メールやSNSでも沢山お祝い頂いた。皆さん、ありがとうございます。

おーい!って呼びかけてもらうと軽くて明るくなります。軽やかで響きの良い音で踊りたいな。そんな風にわたしも呼びかけたいな。サラリ、とがんばれるといいな。

年女だよ。元気でいきます!

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