見たもの聞いたもの 1
自分のライブもまだまだてんこもりですが、合い間をぬって今月も色々見たり聞いたり。
11/14(金)はセルバンテス文化センターにて「点と線PUNTOS Y LINEA」
今年カンテ・デ・ラス・ミナスで大賞を受賞した、時の人、ヘレスのダビ・ラゴスを中心に大好きなロンドロ、スペインから2人のギタリスタ、小島章司先生、AMIさん、森田志保さんという豪華な顔ぶれ。残念ながら遅刻してAMIさんの半分くらいからしか見れなかったのですが成熟したワインみたいに味わい深いおとなの公演でした。
志保さんの世界観にダビとロンドロが一枚の絵みたいに溶け込んで素敵だった。今年何度か目の志保さんのグアヒーラでしたが、初めて見た気分。物語があり匂い立つ大人のグアヒーラ。全員が粋過ぎて思わず笑顔。ここまで同じ曲で昇華できるものかとあらためて志保さんの凄さを感じました。
そしてマエストロ小島先生。踊りを久しぶりに、それも至近距離で拝見した。本当に本当に色んなものを超越して、しかも包括している先生の姿に胸がいっぱいになりました。透き通った小島先生に見つめられると理由がわからないけれど心が揺さぶられる。すっと心の柔らかいところを触られたような感じ。踊るという事について、表現するという事においてこれほど色んな事を感じさせてくれるアルティスタはいない、唯一無二の存在と思います。同じ時代に生きて小島先生をこうやって拝見出来る事を本当にありがたく思う。実際に習った事が無くてもその姿から感じて学んで来た事は計り知れない。大きくて純粋で深くて怖くて優しくて。
フラメンコと歳を重ねて行くことが素敵だと久しぶりに思えたし、エルフラライブを前に力んでいた心がすっと軽くなった。それぞれがそれぞれの世界を熟成していく、という事の素晴らしさを全身で感じたいい夜。
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