「ハモンは皿にのせるだけでよい」
友人であり尊敬するフラメンカ、セビージャ在住の萩原淳子さんの在西10周年記念リサイタルのタイトルはとってもユニーク。
今回は初日の裏方お手伝いに入らせて頂く事になり、昨日のリハにお邪魔させて頂きました。
今回、スペインで彼女が全幅の信頼をおいて様々な機会で共演してきた、ギターのミゲル・ペレス、カンテのモイ・デ・モロンという素晴らしいメンバーを日本に連れて来てくれました。
ありがとう淳子ちゃん。
モイのカンテは本当に強烈。フラメンコ。
モロンの野外公演ファナ・アマジャのソレアが好きで暗記するくらい何度も見ていますが、モイのソレアが凄過ぎて、ルビオ、キニといった怪獣たちがハレオをかけながら思わず笑っちゃう、というシーンは特にお気に入り。すごすぎて、何度見てもひとり部屋で叫んでしまいます。まさにサルバヘ(野生)のフラメンコ。
昨日もリハでありながら思わず笑うしかない、という瞬間がたくさんありました。包み込むようなミゲル・ペレスの深い音とともにぜひぜひ皆さんに聞いて感じてほしいなと思います。
そして淳子ちゃん。
彼女の踊りを初めてみたのはもう10数年前の事と思います。お互いまだ練習生だった頃ですが、ソロのタラントが際立っていて衣裳の感じまでまだ何となく覚えてます。あの時から長い時間をかけて日本で、そしてスペインでフラメンコという大きなアルテを一途に追いかけてきた積み重ねが彼女の顔から、体中から、滲み出しています。そして何よりフラメンコを尊敬して愛する心が伝わってきて、こういう公演をたくさんの人に見てほしいなと思いアップしまいました。
当日券も多少はあるそうですので、詳細は萩原淳子ホームページにてご確認下さいませ。
みなさん、4/6は萩原淳子公演、4/7はサラ・アンダルサでタニェと私のライブでフラメンコ三昧の週末いかがでしょうか?モイにタニェに、キニ、って今東京にすごい野獣カンタオール集まりまくりですね。うれし。
写真はリハの後のなごやかショット。落ち着いたミゲルとお茶目で子供そのまんまのモイ。みんなをまとめる淳子ちゃんの本当にいいトリオです。
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