「人魚の姫」公演終了!
昨日、一昨日とTNバレエ&音楽劇団紫人会公演「人魚の姫」にご来場頂きました皆様ありがとうございました。
一昨年自分の教室をスタートしてから縁あってお世話になっている紫歩さんからこの公演のお話を頂いた時は、実はかなり不安と迷いがありました。フラメンコのお仕事で自分の生活を成立させるということがなかなかままならない状況の中で、全く違う色のお仕事を引き受ける事への抵抗もなかったとは言えず。
音源を頂いてからも、フラメンコとは全く違う音楽、そしてストーリーを伝える歌詞を見せる動きの振付、魔女と言う複雑なキャラクターに頭を悩ませる日々。バタとマントン、そして手下(笑)のたまちゃんと小椋くんにはバストン。。。と自ら負荷もかけてしまい正直最初はできるのかな、と本気で自信を喪失。でも、少しずつ骨組みを作ってバレエの皆さん、唄のみなさんとお稽古を重ねていく中でシーンの形が浮きあがってきたのが印象的でした。朝練、夜練、週末練。それぞれ忙しい中ふがいない魔女についてきてくれたたまちゃん、小椋くん本当にありがとう。素晴らしい衣裳を提供してくれたTrianerasのめぐちゃん、ありがとう。何より私を信じ、じっとガマンでまかせてくれた紫歩さん、典子先生、本当にありがとうございました。
このお仕事で本当にたくさんの方と出会う事ができて引き受けて良かったです。優しくも厳し~い典子先生のゲキに必死でこたえようと歯をくいしばり頑張る若いバレリーナの皆さんの姿。「がんばってね」と言ったら「頑張ってと言われるようではダメなんです。」と答えてくれたのにハっとさせられました。彼女たちのがんばりに、だいなしにする訳にはいかぬ。私がしっかりシーンをつなげなければとバトンを渡されました。みなさん本当にキラキラ輝いてましたよ~。魔女は見てました。
そして若い世代を優しく見守りつつきちんと自分の役割をプロとして果たしていくソリストのバレリーナ、歌い手さん達の仕事ぶり。舞台袖で痛みに唸りながらマッサージを受けつつ、舞台では一瞬たりとも役の顔を崩さないダンサー達。歌い手の皆さんの大きな劇場を包み込む唄声。ご一緒させて頂いて本当に多くの事を感じさせて頂きました。
それにしてもバレリーナっていうのは何とまぁ美しいんでしょ。普段はお茶目な王子グリーシャと普段も美し祭りの典子先生、キミホさんが踊る姿は、もう夢の世界そのもの。美しくて切なくてうるうる。
普段少人数でのお仕事が多い私にとって本当に刺激的で色々感じた人魚姫でした。
素晴らしい機会を与えて頂いた紫歩さん、アーティストとして、指導者として本当に尊敬し、敬愛する典子先生にこの場をお借りして心からお礼申し上げます。支えて頂いたキャスト、スタッフの皆様も本当に本当にありがとうございました。またお会いしましょう。
こうやって感じた事を糧にまたフラメンコ頑張ります。
皆さん、本当にありがとうございました
「マキ日記」カテゴリの記事
- 秋の菜園日記(2024.09.17)
- 観葉、そして秋菜園始まる(2024.09.12)
- ずっと欲しかったもの(2024.09.06)
- 台風なう(2024.08.29)
- 今さらながら(2024.08.22)
コメント