ソラジャ
土曜日、久しぶりに恵比寿のサラ・アンダルサにライブを見に行って来ました。
8年ぶりに来日したソラジャ・クラビホ。
私がフラメンコの面白さにどんどん引き込まれていた頃に活躍めざましく、よく来日していたソラジャ。私を含め、同世代の踊り手の多くはクラスを取ったり、ライブを見たり何らかの思い出がある人なんではないでしょうか。新宿文化センターで見たパンタロンのシギリージャは未だに目に焼き付いてします。力強くて強烈な個性の踊り手、そしてちょっぴり威圧的なコワモテのセンセイ。クラスで目の前に立たれるとドキドキしたなぁ(笑)。教える距離が近いんだよね。で、視線が強いの。
色んな事情でパッタリ来日しなくなり、スペインでも様々な事を乗り越えての、久しぶりのソラジャの踊り。1部のシギリージャでは彼女の明らかなる変化を感じ、2部のタラントでは。。。久々に泣けました。
無駄や力みがなくて重みがあるひとつひとつの所作。レマーテやマルカールに息づく呼吸。何の媚びも無くただそこにある彼女の存在、重ねてきた時間がにじみ出るような踊りに、気付かぬうちに涙が止まらなくなってしまいました。
そしてフィン・デ・フィエスタのブレリアで見せた姿に、変わらない力強いソラジャの面影が時折現れるのも、懐かしくて何だか嬉しくて何ともいえない気持ちになりました。
地震以降アルティスタの来日が途絶える中、口火を切って来日したソラジャ。
到底手が届かないけれど好きで追いかけていきたい、でも絶対に自分達のモノではないフラメンコ。久しぶりに「フラメンコ」を見せてくれたソラジャに心から敬意を。
!Ole tu, flamenca!
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