アンヘリータの魔法
あっという間の1週間、今週の土曜日は高円寺エスペランサにアンヘリータ・バルガスのライブを観に行って来ました。数年前恵比寿のサラ・アンダルサで見て以来の生アンヘリータ。
ライブはラモン・アマドールさんのギターソロから始まりました。しっかりひかれた線路みたいな太いコンパスが常に流れていて、音に思いを込めるような強くて温かいギターに感服。続くボケロンさんのカンテも素晴らしくてもうこの時点で興奮まくりな私。
そしていよいよアンヘリータの登場です。私は出演者の楽屋と同じフロアの2階から見ていたんですが、出る前にパルメロ(リズム担当)の息子と思しき若者にベッタリ抱きついてガンガンハレオをかけてボケロン氏を盛り上げていたアンヘリータ。相変わらず愛の人だなぁ。。。
アンヘリータって私にとっては、見ているだけで温かな空気で幸せな気持ちにしてくれる踊り手、というより女性なんです。常に母の優しさと厳しさ、懐かしさ、親しさや温かさを身に纏っている女性。踊りは1部がソレア、2部はティエントでした。強く威圧するフラメンコとは対照的な、自然で優しくて、そして母の、ジプシーの誇りに満ちた踊り。随分疲れていると舞台裏ではおっしゃっていましたが、何のその。2階にもハッキリ伝わってくる澄んだ足音とオーラ。踊っている時のアンヘリータの可愛さ、美しさ、そして気高さに鳥肌たちました。
ライブの間、ただただ同じ空間にいれて嬉しくて、癒されて、心が軽くなっていくのを感じてました。そして小島慶子さんと二人の最後のブレリアのでは何故か涙がハラハラと。。。愛情のあるライブは本当に見ていて気持ちがいいものです。ネガティブなものをそぎ落としてくれるオーラの泉みたいなアンヘリータお母さん。あぁぁぁ、大好きです。
心のお洗濯をさせてもらって元気が出たよな気がします。フラメンコは技術だけでは絶対に踊れないものだとまた改めて感じた夜でした。人としてもっともっと成長していかないといけないんだなぁって。
アンヘリータ呼んでくれたエスペランサの皆様本当にありがとうございました。又絶対呼んで下さい~。次回は必ずクリシージョも受けますので。
それにしてもアンヘリータのタンゴ可愛かったなぁ。。。
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