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2009年5月22日 (金)

司令台フラメンコ

今週に入ってやや不眠症気味なワタクシ。

不眠。。。かつてこんな言葉は私の辞書にはなかったのだが。それもこれも再びお尻に火が着いたシギリージャのせい、ではなくおかげと言っときましょか。

本腰入れて向き合うのは初めて、ソレア、アレグリアスと並ぶフラメンコの王道たるこの曲。むむむ、手強い。現実的に仕上げなくてはならなくなったところで、この状況を打破すべく、連夜you tube三昧。

そもそもずっと踊ってみたい曲だったけど、決定的にシビれたのは数年前ヘレスでとったアンドレス・マリンのクラス。尖っててダークなモダンジャズの匂いすら感じさせる1オクターブ低音のギターと玉虫色した歌。でも、疑いなく伝統的マヌエル・トーレのシギリージャなんです。で、ご本人が実際踊ってる映像を発見学校にあった司令台が蘇って来ました

はぁ、これがフラメンコか、と言われればちょっと困ってしまうキミョーキテレツな踊りではありまする。拒否反応をしめす人も多いに違いない。生徒さんには間違いなくオススメはできぬ。

しかししかし。唄がプロ並に上手く、フラメンコを知り尽くしていたアンドレ。まぁ神々の遊びならぬ宇宙人の遊び。スキニーなイスラエル・ガルバンみたいだけどね。アンドレの心地よい足音は楽器そのもの。「音が無い所、間(ま)を楽しめもっと自由に。」って言葉が今も残ってます。前衛的な踊りからは想像つかない、穏やかでお洒落な素敵な先生でした。

http://www.youtube.com/watch?v=XQ-bMa55ePE

一方、地球人ワタクシの大のお気に入りはラファエル・カンパージョの静謐なシギリージャ。もちろんテクニックでは一歩も引けをとらぬ宇宙人的小顔ハンサム王子ですが、こちらは王道、タメのシギリージャをジックリひたむきに繊細に、落ち着いて魅せまする。訥々と語るフラメンコな足音。滑らかでいて重いマルカール。渋い、渋過ぎる。9月には何と一緒の舞台を踏ませて頂くカンパージョ様(この話はまた後日)。ヘロヘロデレデレになることは想像に難くない。あぁ夢のよう。。。

http://www.youtube.com/watch?v=SbrBdNWm5oQ

どちらもシギリージャ。どちらもかっこいい。どちらもフラメンコ。深いっす。ご興味ある方は見てみてね。

で、勉強のつもりがすっかりファンモードで熱中してもーて。延々頭に貼りついたコンパスのおかげてすっかり。。。

スイミンスイミンスイミンスイミンぶそくっ

蛇足ですが藤子アニメの中で一番キテレツが好き。笑うセールスマンも。。。ホント蛇足だ。

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