未知との遭遇
本日の振付講師はグラナダからやって来た、るい・るいことルイス・デ・ルイス先生。
習うの初めてなんだけどこの方、誰に聞いても「ルイ・ルイの超難解。超難関」という前評判。稽古前からびびり気味でスタジオへ。
ホントに難しい。。。
「何がそんなに?」って聞かれても、「。。。」 う~ん言葉が出ない。確かに難しい。でもとてもとても美しい。ルイスの中から溢れ出てくるのは淀みない流体のようなもの。もちろんパソ(ステップ)であり音楽であり踊りでありもちろんフラメンコなのだけど、一つの言葉ではくくれないアルテ(ART)。美しいカーブを描きながら流れ行く水のように、複雑でありながら自然で無理がない。彼がやると。そうそう、人為的な作意の全く感じられないしなやかな野生の生き物、いえいえ自然そのものみたい。ついうっとり。
ひきかえ私ときたら、力みのないあまりに滑らかなパソを追うのもままならず、パソがとれたと思っても体がついていかず全く違うしろモノになってしまう悲惨な状況。掴めたと思った途端に又迷い込むまさに未体験ZONE
「LOST」
ふわぁ~、ルイスの頭の中どうなってんじゃいぃいい~ レッスン後バイト行ってクラスやったら、するする流れていたはずのパソがするりんと流れ去り、残骸が悲しく残っております。どうしよう。。。全然できてへん。
まだ頭で考え考え順番を追うのでいっぱいいっぱい。これが全身で流れるように奏でられたら。。。想像しただけでワクワクしまするぅ。チョー気持ちいいんだろうなぁ。長い事休んでた脳のツボ押された感じです。習えて超幸せ。明日も頑張るぞぉい。
Nature Madeなルイ・ルイは素顔も超マイ・ペースで自然体な天然キュート君。「僕どんどん忘れちゃうからみんな覚えててねぇ~」とモゴモゴ話しつつ、又淀みない流れを生み出していくのでした。脱帽。まさにフラメンコ界のファンタジスタ
恐るべしフラメンコ。未知との遭遇は続く。
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