ご報告遅れましたが、8月14日の別府入りより15・16・17の3日間にわたりましたファンホセ・ビジャールのワークショップ無事終了いたしました。
本当に濃密でフラメンコな時間になりました。
初日ワークショップ、テクニカ、ブレリアと銘打っていましたが、内容はガラリと変わり、予定より遥かに深く素晴らしいものに。ファンホセはみんなの質問に対して、とても丁寧に真摯に、そして注意深く言葉を選びながらシェアしてくれて、理屈ではなく彼がコンパスを実際どう感じているかをとてもわかりやすく実践して見せてくれました。
レッスンの中でみんながちゃんと消化してできているかも気にかけ、日本語で「ガンバリマショー」と声もかけ。
テクニカについて話していた時、「パソ(ステップ)を教えることはいくらでもできるけれど、そうではないものを持って帰ってほしい。」と言っていたことが印象的でした。Caminar sin Correr
2日目は朝からこどもたちとのワークショップ。ファンホセお寝坊でヒヤヒヤしましたが無事地元の子供達とフラメンコできました。男の子が多くて女の子1人だけで参加してくれたので、「わー、日本ではいつも女の子ばかりだから男の子多くて嬉しい♪」とファンホセ。確かに。時代に合わないと言ってしまえばそれまでですが、フラメンコには男性的な踊り方、女性的な踊り方が確実に存在します。シンプルなステップながらも女の子にはマノもレクチャーしてくれて、女の子の小さな手がヒラリと舞った時、わたしはなんだかキュンとして胸がいっぱいになりました。とても美しい瞬間だったなぁ。踊るって素敵です。
3日目。お盆が明けた土曜ということもあり、多くの方が参加してくださいました。この日も生徒さんたちの質問コーナーから。この日もウチのクラスの皆さんナイス質問連発で、わたしも聞いたことないような家族のフラメンコの話もしてくれて本当に宝物みたいな時間になりました。この日、話してくれた1番大切で1番難しいこと。フラメンコを学ぶ人達の永遠のテーマなのだろう。
まずは日本人だから学ばなくてはいけないのだけど、今回、スペイン人に習うの初めてのヒトも沢山いらしてくださったと思います。
1番大切で1番難しいこと、への第一歩はやっぱり肌で感じて知ること、かなと思いました。臆せずにチャレンジしたり、質問したり、行動して学ぶ。そんな自由な心をわたしはフラメンコに感じるなぁ。踊りはもちろん、パルマ、カンテ。3日間、参加してくださった皆さまとともに色んなことを感じることができて最高でした。
そして雄輔くんの通訳が本当に素晴らしかった。10代の頃からスペインに暮らし、本当にコアで一流のアルティスタの近くでずっと学び続けている彼だからこそ、辞書に載っている訳ではない、本当にファンホセが伝えたいことが伝わってくる。別府に本物のフラメンコを連れてきてくれて本当に感謝です。
ファンホセ・ビジャール。正真正銘の本物のフラメンコがみんなの目をキラキラにしてくれた~♪ わかっているはずなのに毎回驚かされるヒトを強烈に惹きつける野生の美しさ。本物の持つ力をまざまざと見せられ、感じて、またここで頑張ろうというエネルギーをもらいました。アリガトウ!!!
そして予定は未定の嵐のような日々の中でいつもほんわか。私の癒やしでしたうちなんちゅ、健多くん。弾いているときの楽しそうな顔。柔らかな物腰からふいに出てくる鋭いフラメンコの音。出会えてありがとう!肉食男子の中でBBQで野菜沢山食べてくれてありがとね笑。
3日間にわたり会場を提供してくださり、多大なるサポートを頂きました甲斐直彦先生、アソビlabの小田原さん、キコさん、真理子ちゃん、有子ちゃんはじめマキ別府教室の皆さん、そして今回ワークショップにご参加皆様、関わって頂いた全ての方々に心よりお礼申し上げます。終わったー!オレー!
!Muchas gracias! Seguimos para adelante.